2011年02月16日

鈍行楽団


sb_473.jpg



ニューヨークのゴスペルフォークバンド 『 THE 10:15 』。クリスチャンバンドに定員がある訳でもないが6・7人編成というのが数多く見られる形態で、本バンドは女性2人を含む6人組。珍しいバンド名にアルバムタイトル、線路に佇むメンバーのジャケット写真から列車のタイムテ−ブルを意味すると思われるが、その数値には何か特別な意味があるのかも知れない。-- トラッド1曲にメンバーの「 Shawn Tracy 」 の手がけたオリジナル9曲、全10曲収録。スピードと快適さを求めた現代の高速鉄道とは違う、のんびり走る鈍行列車のような長閑なフォークを奏でている。、唯一のカバー曲 "Just A Closer Walk With Three (B-10) " はゴスペルソングのクラッシク " In The Garden " と同じく挙げればキリがないほど数多くのミュージシャン ( Willie Nelson / Joan Baez / Patsy Cline / Anne Murray / Natalie Cole / B.J Thomas / Cliff Richard / Ella Fitzgerald / Mahalia Jackson / Louis Armstrong / George Jones / Pat Boone / Oak Ridge Boys / Mickey Gilley / The Seekers / Five Blind Boys ) 等がカバーしている。そのジャンル違いでカントリーにもジャズにもソウルにもディキシーランドにもなる、聴き比べるのも一興だが本バンドは長閑なフォークサウンド。ゆったりとリズムを刻むA・ギターとバンジョーにのせて歌われる名曲は車輪と枕木が奏でるガッタンゴットン音のように身体に心地いい。全ての楽曲で主にリードvoをとっているのが 「 Ignatius Alexander 」 なる人物。どの楽曲も70年初頭の懐かしさと郷愁を誘う素朴なフォークだが、めまぐるしく時間が変遷していく今の時代こそ価値ある音楽に思えてくる。美しいコーラスに彩られた "Come To The Table Of The Lord (A-1)" の心地いい歌声は、「 そんなに急いで何処へゆく? 」 なんて歌いかけてくるよう。時代のスピードに置き忘れられた大切な人間の温もりが聴こえてくる。-- 「 THE 10:15 」、メンバーが一人少ない別作品を同じ年にリリースしている。コーラスハーモニー重視のクリスチャンバンドらしい作品だが、それは別の機会に。---
posted by beck at 12:31| Comment(0) | 音楽(US) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。