2010年08月08日

真夏のミッション


sb_454.jpg



イリノイ州の 「 Scott House 」 からリリースされたクリスチャン系SSW 『 Larry Reineck 』 。アルバムタイトルの 「 Mission ( ミッション ) 」 は任務や使命・作戦を意味する言葉だが、元来はキリスト教布教のための伝道 ( 団体 ) を意味する。このことからも、宗教色の強いゴスペル音楽だということは聴かずと想像できる。-- Larry Reineck ( Lead Vo, Guitar, Piano, Flute, Cello, Harpsichord )、僅かに助演は受けているが全て自身の演奏によるもの。A面は3曲だけ、"メッセージ1"と題されたB面には7曲、全てオリジナルが収録されている。多くの楽曲に「 St.Patricks Parish Center 」 で録音された10名からなる聖歌隊のコーラスがついているのは、以前紹介した 「 Bob Hurd / Ron Griffen / Jim Strathdee 」 と同じ音楽スタイル。違うところは、Larry氏が紛れもなく本作の主役であり、聖歌隊の存在はLarry氏の歌を彩る為のものだというところ。特に、5分前後の楽曲が収録されたA面。"St. Francis Prayer (A-1)"、"Through Mary's Eyes (A-2)"、"Christ Is (A-3)" の3曲には、聖歌隊のコーラスが曲調を盛り上げるストリングスのように効果的に配置されている。崩しのない端正なジェントル・ヴォイスのLarry氏だが、A・ギターやピアノの弾き語りで歌われるゴスペルフォークのバラードたちはSSW作品としての心地良さが十分に味わえるものだ。これも、本作の主役である 「 Larry Reineck 」 のバイプレーヤーに聖歌隊の存在が徹しているからだろう。-- フルートで録音参加し、素敵なジャケット写真も手がけている 「 Sharon Reineck 」 は彼の奥さんだろうか。また、聖歌隊の中に名前がある「 Brenda Reineck 」 は娘さんだろうか。彼等一家が通っていたのはカトリック系の聖パトリック教会。宗教無縁者には行く機会など一生ないだろうが、敬虔な祈りと荘厳な教会に流れるゴスペル音楽が日々の疲れた心を癒してくれるだろうことは理解できる。「 Larry Reineck 」 の音楽に込められたメッセージは、そこにあるのだろう。---
posted by beck at 10:54| Comment(0) | 音楽(US) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。